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IT業界において、発注企業に対して下請け・孫受けの企業の請負契約または業務委託契約が多重に結ばれ、末端の企業の社員が派遣される形態が常態化していることです。

まず、IT業界で仕事をしている人には日常あたりまえのことで、説明の必要もなさそうなことからはじめます。

IT産業の中で大きな比率を占めるシステム開発は、

  • 計画
  • 設計
  • 実装
  • テスト
  • 導入

という順番で作業が行われます。このサイクル1回で完成となる場合と、数回繰り返される場合がありますがあります。いずれの場合でも、作業に必要とされる人数はその時々によって異なります。作業の遅れを取り戻すために当初の計画よりもたくさんの要員を途中から追加で投入することもあります。

しかし、それぞれの企業の従業員の数は短期間で大きく変えられません。足りない分は下請け企業による派遣や請負で補うことになります。派遣法に基づく派遣ですべてまかなうことができればいいのですが、そうはいかない、発注する側・される側の問題がいくつかあります。その中でも、おそらく一番問題となるのが「派遣労働者に対する雇用契約の申込み義務」です。

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参考

違法行為の適正化に労働局が動く 最悪、顧客も経営者も懲役1年に (日経BP社 ITpro)

派遣労働者に対する雇用契約の申込み義務について (厚生労働省)