あきんど
商売、商業、商人、商店、商品、商事、商標…という具合に、物の取り引きに関する言葉には商という字がよく使われる。元々この字は高台の意味を持つが、取り引きの意味は持っていなかった。古代中国の王朝、都市名に由来している。
殷という王朝名はのちの周代につけられた蔑称で、自称では「商」と呼ぶ。商の都(大邑商)の人々は商売が上手く、全国で成功を収めた。そこでそういった職業を商売、人を商人と呼ぶようになったのである。商は店舗営業よりは行商人を表す言葉である。
日本では商売のことを「商い」とも言う。これは収穫期の秋に取り引きをすることを「あきなう」、名詞では「あきない」と言っていたものに商の字を当てたもの。「あきんど」は秋にやってくる人、秋人という意味だったが「商人」という字が当てられたのである。


                戻る