| アンパンの存在 |
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それでは質問。アンパンにはなぜ「アン」が入っているのでしょうか?そりゃ、アンパンだからアンが入っている。当たり前のことです。でも、良く考えると、なんでパンの中にアンを入れたのか、大変疑問に思う事です。
そもそもパンが日本にわたってきたのは、約430年前のこと。江戸時代の「和漢三才図会」には、パンについて次のような説明がしてあります。 「パンとは蒸餅、すなはちマンジュウのアンなきものなり。オランダ人つねに一個を用ひて一食分となす」 どうやら、この文章にパンの中にアンが入った理由がありそうです。「マンジュウのアンなきもの」という表現は、いかにも不満たっぷりといわんばかり。 日本最初のパン屋は明治三年、芝に開店した木村安兵衛の店。このパン屋は明治七年に銀座に進出し、やがてパンにアンを入れたものを売り出しました。これが「アンパン」の始まり。アンのないマンジュウであったパンにアンが入ったのですから、長い間の課題だった日本人の気分も、多分すっきりしたことでしょう。アンパンは銀座名物といわれるぐらいに評判になったとか。 日本人はなんでも和風にしたがりますが、パンの中にアンを入れたことは、欧米人から見ると信じられないことのようです。もちろん、在日欧米人の中には何人かアンパンが好きな人もいますが、ちょっと前に出た「アンパンの中に生クリーム」とか「アンパンの中にカスタード」というのにはさすがに抵抗があるそうで・・・。 |