ブル・バイティング
数ある犬の種類の中でもブルドッグは、あの独特の体格、顔つきで、子供や他の動物を追い回す…という凶暴な役柄で使用されることが多い。実際のブルドッグは性格が穏やかで親しみやすいのに…。これはブルドッグの本来の目的を考えるとわかりやすい。
昔ヨーロッパでは犬と犬、犬と熊、犬とライオンなど、犬を使った闘技が盛んで、その中でもイギリスでは「ブル・バイティング」の人気が高かった。これ文字通り犬が雄牛に噛み付いて闘う競技。杭に繋いだ牛と犬を戦わせ、どちらかが絶えるまで…というもの。
このために改良されて生まれたのがブルドッグ。足が短く重心が低いことで安定し、さらに尻すぼみで首の部分が太くしっかりしている体型で牛に振り回されても飛ばされないようになっている。さらに短く潰れた鼻や受け口で、噛み付いた時に窒息しないで済む。これが現在の形。ブル・バイティングは1835年に禁止され、その後穏やかな性格に改良が加えられたのだが、特に欧米の漫画ではブルドッグ=凶暴、というイメージは強く残っているのである。


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