コロンブスの卵
1492年にアメリカ大陸(西インド諸島のサンサルバドル島)を発見したコロンブス。それを祝う晩餐会で「あなたが行かなくても誰かが見つけた」という皮肉に対してテーブルに卵を立てられる人は…と続く有名な逸話。コロンブスの卵は誰でも出来ることでも最初にするのが難しい、という意味で使われる。
この話は後にイタリアのベンゾーニがコロンブスの偉業を脚色するために自身の著書に書いた作り話。さらにこれの元になったのがコロンブスと同時代のイタリアの建築家フィリッポ・ブルネレスキの話。
ある寺院を建築するにあたって、彼は図面も模型も見せずに「私に建築させてください」と提案したが、他の建築家たちが大反対。そこで彼は大理石の上に卵を立てた人に任せてはどうか?と。他の全員立てられなかったが彼は卵の底を潰して立てた。当然批判されるが「最初にやるのが難しい、もし図面を見せたらあなた達は真似をするでしょ?」と返したのである。
ブルネレスキの話も実話かどうかは疑わしいものの、コロンブスの卵以前からあった話とされる。本当は「ブルネレスキの卵」ということだろうか。


                戻る