| 電線のたるみ |
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ここ数年、各地で送電線や電話線などのライフラインを地下に埋める共同溝工事が盛んだが、やはりまだ多い地上の送電線。大きな鉄塔、小さな電柱、その間に張られた線は大きくたるんでいる。まっすぐの最短距離にすれば、材料費を削減できるのに何故だろう。
これにはいくつか理由がある。1つは季節ごとの長さの違い。温度が高ければ長くなり、低ければ短くなってしまう。だからある程度の「あそび」を持たせてあるということ。さらに風による揺れの緩衝。ピンと張った状態で強風に煽られると鉄塔ごと倒れる危険性があるのである。 そしてもう1つ。水の入ったバケツを2人で持つ時、肩の位置になるまでお互いに引っ張ると非常に負担がかかる。これと同様にある程度たるんでいた方が切れにくいというわけ。あまり長くしすぎると電線自体の重量も増すため、ちょうどいい「たるみ具合」が必要なのである。 |