地下の電車、地上の電車
地下を走る地下鉄と地上を走る電車とでは、立地条件の違いからいくつか技術的な差がある。まず、速度の違い。例え車両が同じだとしても地下鉄の方が速度は遅くなることが多い。地下鉄の深さにもよるが他人の土地の下を勝手に通すことが出来ないため、公道の下を通る形になる。だから公道がクネクネ曲がっていると地下鉄の電車もゆっくり走る必要がある。
次に勾配。地形特有の勾配はどちらにもあるが、地下鉄の場合駅の部分がわずかに山になっていることが多い。これは排水をまとめるだけでなく、発車する時の電力の節約のためでもある。地上の電車ではなかなか出来ない技。
もう1つが線路のバラスト。地上では線路がバラストと呼ばれる小さな石の上に敷設されている。これで騒音や振動を吸収し、時々ドリルで詰めてメンテナンスをする。地下鉄ではこの保守作業に手間がかかるためバラストを使わず、敷設時に手間はかかるが、線路とコンクリートの間にゴムなどの緩衝材を挟んでいる。(高架を走る新幹線も同様)


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