道化師ピエロ
サーカスや演劇において、特徴的なメイクと衣装と滑稽な動きで観客を笑わせる役ピエロ。道化を演じる一方で心に哀しみを持つ…そんなイメージで捉えられることも少なくない。ピエロはもともとある劇の役名が由来になっている。
16〜18世紀に流行したイタリア生まれの即興喜劇、コンメディア・デッラルテ。劇の登場人物はそれぞれ特徴的な性格、服装、仮面が決められており、その中のペドロリーノ(プルチネッラという説も)という役がフランスで男性名ピエールとして親しまれ、ピエロと呼ばれるようになった。
現在ピエロのメイクには涙を流したような跡がある。これは19世紀の人気ピエロ役者バチスト・ドゥビュローが舞台で流した本物の涙が由来だと言われている。ちなみにピエロというのは役名を指すことが多く、一般的な道化の役回りはクラウン(clown)やフール(fool)などと呼ばれる。


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