幻の江戸城
時代劇にはたびたび江戸城の映像が出てくる。これは模型ではなく姫路城の映像というのは有名な話。実際の江戸城とは違って当然なのだが、決定的に違うのが「天守閣」の存在。
江戸城は1457年に太田道灌によって建設されたもので、その後徳川家が入城し拡張工事や改築が行われ、中央の天守閣(天守台)が完成したのは1607年のこと。さらに改築されたものの、四代将軍家綱の頃、1657年の明暦の大火によって消失してしまった。江戸の町の復興を優先し、財政難もあって以後天守閣が再建されることはなかったのである。
暴れん坊将軍で有名な八代将軍吉宗。時代劇中でも姫路城の映像が多用されるが、その頃の江戸城には天守閣は無かったのである。城として物見櫓や貯蔵庫である天守閣が無いというのは大変なことなのだが、それだけ時代が安定してきていたとも言われる。


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