フィルムの○印
映画館で映画を見ているとスクリーンの右上端に白や黒の○印が出てくることがある。必死に字幕を読んでいたりすると気付かない事も多いが、あれはフィルムの汚れでもないし、飾りでもない。あることを知らせる合図。
映画のフィルムは保存や運搬しやすいようにいくつかのロールに分かれているのが一般的で、1本が大体1400〜1500フィート(400m強)の長さ。2時間の映画ならば、8本ぐらいに分かれている。映画技師はこのロールを2台の映写機に交互にかけて、途切れないように上映している。その交換をスムーズに行うための合図が右上に出る○印、「白パンチ」などと呼ばれているもの。フィルムの終わりを知らせているのである。
大きな映画館の場合は、分けられたフィルムを1本に繋いで1本として映写しているところもあるが、上映期間が終われば再び分割して戻さなければならない。手間のかかる作業。だから、客にパンチを見せずに不快にさせないように交換をする、というのは映画技師の腕の見せ所、ということらしい。


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