| はがせる付箋 |
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栞だけでなく、ちょっとしたメモ用紙としても使える「貼ってもはがせる付箋」の本家はアメリカ3M社のポスト・イット。特殊な処理を施したアクリル系接着剤ということだけであとは企業秘密?多くのメーカーが似たようなものを出しているが、ポスト・イットに勝るものはまだ無いという。
開発はほんの偶然。1964年、3M社の研究所のスペンサー・シルバーが強力な接着剤を開発している途中、ちょっと薬品の調合を変更してみたところ、よくくっつくけど簡単にかつ綺麗にはがせる接着剤が出来てしまった。もちろん、これは失敗作ということになっていた… 10年後。日曜日に教会で使う聖歌集に挟んでいた栞が何度も落ちるのを経験し、落ちない栞の必要性を考えていた同社のアート・フライは、一年前の社内の技術セミナーでスペンサー・シルバーが失敗作を楽しげに解説していたのを思い出し、製造法やマーケティングを経て、3Mの新商品として発売、現在では150ヶ国以上で販売されている大ヒット商品。失敗から生まれたものとして、技術者や研究者にとっても有名な話になっている。 |