ヘリウムガスと声
プライバシー保護のため音声は加工してあります…そんな字幕が出てきそうな声を実際に出すことが出来る不思議なもの。スプレー缶に入ったガスを吸い込んでから喋ると変な声が出る「マジックボイス」には、ヘリウムガスが中に入っている。当然このヘリウムガスに秘密がある。
なにやら喉のあたりを麻痺させて…というイメージがあるが、マジックボイスはヘリウムが「空気よりも密度が小さく軽い」、という特徴を利用したもの。そもそも声とは、声帯が発した音が、声帯から喉までの間、"声道"で共鳴して外に響くというもの。通常は肺に入っているのは空気。
ここで肺にヘリウムガスがたくさん入っていると、声帯の発した音は空気の時よりも伝達速度が速くなる。これに比例して、声道で共鳴する回数は多くなる。つまり、声の波長が短くなるから、外に響く音は高い音になるのである。ちなみに、缶に入っているのは、ヘリウムと酸素の混合気体。ヘリウムだけだと、窒息してしまう危険性があるため。


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