被害者の写真
事件や事故が起こると、その被害者は顔写真付きで新聞に掲載されることが多い。そのとき加害者、つまり「犯人」がいるときは、犯人の顔写真も掲載されるが、犯人の顔写真は警察がくれるから全く問題はない。ところが、被害者の写真というのは新聞記者たちが自分たちで手に入れなければならない。
まず一番普通の方法だと、被害者の自宅に行って、遺族から何とか顔写真を貸してもらうという方法。しかし、相手は遺族であるため非常に気を遣うし、きっぱりと断られてしまうこともある。そうなると、次は被害者の親戚や友人などを片っ端から当たることになる。学生ならば、同級生からクラス写真を貸してもらうこともある。
もしたくさんの被害者がいるような大事故、大事件の場合は新聞記者は取材はもちろん、顔写真の収集にとてつもない時間を費やす。あまりにも忙しいために仏壇に飾ってあった被害者の顔写真を失敬した記者もいた、というからその大変さは想像できるだろう。


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