| 火付盗賊改方 |
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池波正太郎の小説、鬼平犯科帳。"鬼の平蔵"の名で恐れられた火付盗賊改方の長官、長谷川平蔵を主人公とする話で、テレビシリーズにもなって今なお人気のある作品。ところで火付盗賊改方(火盗改)とはどんな役職なのか。
火付盗賊改は1665年から設けられた幕府直属の役職・組織で、盗賊や放火犯、博奕(ばくち)の取り締まりを専門としていた。町奉行所では支配違いとなる寺社や武家も対象で、事前の根回し無く取り締まれた。元々は戦時における幕府の先鋒部隊「御先手組」だったこともあり、役人というよりは軍隊、弓も鉄砲も使う強力な集団。長官や与力自身が捜査に出るのも特徴的である。 証拠が不十分でも踏み込む、抵抗するものは斬り捨てる、という具合の強引な取り締まりをする火盗改はかなり恐れられた。ちなみに長谷川平蔵は1787年から8年間長官をつとめた実在の人物。軽犯罪者の収容、無宿人の職業訓練所として石川島に人足寄場を作ったなど、その手腕は高く評価されていた。 |