骨に銀紙
昔は高級なイメージがあってクリスマスぐらいでしか口にすることの出来なかったローストチキン。最近では、あらかじめ調理しやすいようにしてあったり、出来上がった形でスーパーの惣菜コーナーに並んでいたりもするが、ローストチキンには大抵、骨の部分に銀紙が巻いてある。この銀紙のおかげで、手を汚すことなく、楽に食べられるのである。
と、思うのは間違い。確かに手が汚れないで便利だが、そもそものこの銀紙の目的は誤解されている。その証拠に、ちゃんとしたレストランでは銀紙を手に持って食べたりはせず、銀紙はそのままで、ナイフとフォークを使って食べるのがマナー。
実はこの銀紙の目的は「骨の断面」を隠すため。たったこれだけのため。足首の骨が切断されたところは、見てあまり気持ちいいものではないから、隠すのである。ちょっと気のきいたところだと、銀紙では素っ気ないので、その上にリボンを巻いていてくれたりもするのだが…。


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