| 本の見返し |
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市販されている本には、読む人のためにさまざまな工夫がしてある。その1つが「見返し」というもの。ちょっと高めの本、ハードカバーの本には表紙をめくると何も印刷されていない色紙がある。これのこと。一体どういう目的でこんな紙が入っているのだろうか。
一般的には表紙と中身をつなぎ、その強度を高めるためのもの。大学ノートの表紙と1ページ目が余分にくっついているのも同様の理由。見返しはさらに分類すると表紙の内側に貼られた「効き紙」、これに連続する貼られていない部分を「遊び」と呼び、遊びは本のイメージに合ったものが選ばれ、絵や写真が印刷されていることもある。 この紙が挟まれるようになった理由にはいくつかの説があり、1つはヨーロッパの伝統を受け継いだ、というもの。ヨーロッパでは出来合いの表紙を外して自分の好みの装丁を施す習慣がある。表紙を外す時に1ページ目を傷つけないように挟んであるといわれている。 また、日本の書籍はカバーや帯、箱など包装文化が発達しており、本を美しく装飾するため、また、本文へ至るまでの読者の感情を高めるためには、見返しは効果的だった、とも言われている。今では見返しは、さりげなくこだわりを表現する重要な部分である。 |