放送禁止用語
最近のお笑い番組では、卑猥な言葉をよく口にするタレントというのはたくさんいる。そのたびに、ピーという音などが出て、その発言をかき消す。これはご存知放送コードに引っ掛かる放送禁止用語を発しているからなのだが、いずれにしても、あまり気持ちのいいものではない。あるいは、昔の番組の再放送や、落語の放送を見ていたりすると、一瞬音が聞こえなくなることもある。これも放送禁止用語を発しているから。
俗に放送禁止用語と言われるものは、差別用語や卑猥な言葉など、公序良俗に反するもの。この基準は一体誰が決めているのだろう。実は、言葉一つ一つに対して明確な決まりはない。放送法の「放送番組編集準則」(放送コード)第44条3項の1に「公安及び善良な風俗を害しないこと」と定めているのが唯一の決まりで、具体的な取締りに関しては各放送局の自主的な判断に任されている。
差別用語、卑猥な言葉ならともかく落語の場合は、製作担当者が「古典芸能である落語を忠実に放送するためやむをえない」と判断すれば、どんな差別用語でも、堂々と放送できるのである。ただし、実際にそんなことをすれば、抗議が殺到し放送局全体の信用問題になるのだが。


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