| 蛇の目猪口 |
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ワインのテイスティングでは、光や白い紙にかざしてワインの色を見るということをする。日本酒でも色を見るという作業があり、それに使うのが「利き猪口」あるいは「蛇の目猪口」と呼ばれる猪口(ちょこ)である。
白い猪口の底には藍色の円が描かれている。これが蛇の目で、単なる飾りではなく日本酒の透明度を見るために必要なもの。日本酒は濾過の方法や古さによっては透明ではなくやや褐色を帯び、蛇の目の色合い、蛇の目と白い部分の対比で違いがわかりやすくなっている。 また、古くから神事に深く関わりのある日本酒を清めるなどの意味も込めて、魔除けとして蛇の目になっているという。この蛇の目猪口が利き酒用の容器として正式に採用されたのは、第一回の全国新酒鑑評会(明治44年)のこと。 |