時報と標準時
最近だと電波時計やインターネット経由のNTPサービスで時刻は常に正しいように自動調節されることもあるが、時間合わせとして昔から使われているのがNTTの117の時報サービス。もちろん、年中休まず係の人が喋っているわけではなく、自動音声。ではこの自動音声、どこを基準に時刻を知らせる?
時報サービスは水晶発振器と音声装置の組み合わせで、NTTの東京の千代田局と大阪の大阪中央局に設置されている。基本的には東京がメインで、故障時に大阪に自動で切り替わる。さらに停電でも自家発電により常に時刻を発信。日本標準時は総務省(郵政)の担当で、東京都小金井市にある通信総合研究所のセシウム原子時計数台で決定される。この決定地の発信する電波をNTTの時報サービスでは常に受信。狂うということはまず無いと言える。
ところで、うるう年ならぬ「うるう秒」というのがある。地球の自転スピードとセシウム時計のズレを補正するために、あまり大々的に知られることなく1秒単位でいつの間にか挿入される(抜くこともある)のだが、この時の時報はどうなるかというと…。例えば平成9年7月1日の午前8時58分20秒から行われた時報サービスのうるう秒調整では、秒音を「100分の1秒」ずつ伸ばし、午前9時までの間の100秒かけて1秒を挿入した。


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