株価の単位
アメリカにはドルという通貨単位の下にセントがある。ところが、日本では円より小さい通貨単位は使えないことになっている。それなのに、円相場や株価では「○○円○○銭」というのが平気で通用している。なぜだろうか。
日本では「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」において、通貨単位は「円」、計算単位として「銭」や「厘」を認めているものの、1953年末からは円以外は使えなくなった。今でも「銭」を使っているのは「平均株価」の表現の理由に似ている。
一度に多額の資金が動く為替取引、一度にたくさんの株を取引する株式市場、いずれも、1ドルずつ、1株ずつなんていう取引はしないから、それをわざわざ「1」という基準に照らし合わせようとすると、どうしても端数が出る。またそれを無視して1円ごとに取引価格を上下させると、動きが荒すぎる。ゆえに、あくまで調整のために「銭」が出るだけで、実際の支払いに「銭」を使うことはないのである。


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