| 世界三大怪物 |
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誰が選んだかははっきりしませんが、世界三大怪物は「オオカミ男」「吸血鬼」「フランケンシュタイン」ということになっているそうです。この顔ぶれ(顔といえるのかどうか)に見覚えはありませんか?そう、藤子不二雄Aの名作「怪物くん」で怪物ランドの王子に使えていた三人組です。 さて、このトリオの中で現在のところ一番人気は吸血鬼。その中でもきわだった人気を誇るのは、ブラム・ストーカーの小説「吸血鬼ドラキュラ」によって1897年に世に出たドラキュラです。しかし、実は吸血鬼というテーマ自体はドラキュラよりも古く、18世紀には姿をあらわし、ストーカー以前にもゲーテ、バイロン、ゴーゴリ、ポオ、トルストイといった文豪も手がけています。 こうした文豪を引き付ける吸血鬼の人気の秘密は、吸血という行為が、セクシュアルなイメージを重ねあわせやすいこと、そしてヴァリエーションが作りやすい設定である事の二つでしょう。 吸血鬼をよりメジャーにしたのは、今世紀に花開いた新しいメディアである映画です。世界初のドラキュラ映画は、本来は1922年にドイツで名監督ムルナウが手がけた「吸血鬼ノスフェラトゥ」なのですが、この映画は原作の正式な映画化ではなく「吸血鬼ドラキュラ」を翻案したものだったため、遺族に抗議を受けて、フィルムもネガも焼却処分。今日でもこの作品を見ることが出来るのは、偶然焼却を免れたフィルムが存在したから。ちなみに公式なドラキュラ映画第一号は1931年にアメリカで制作されたベラ・フゴシ主演の「魔人ドラキュラ」ということになります。 ...「ドラキュラ」を「どらきゅら」と書くと、急に弱そうになる。 |