| 雷除けの誤解 |
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少し前まで、雷雲が出てきたら身に付けている金属を外して避難せよ、ということが当たり前のように言われてきた。高い木のそばにいれば、そちらに雷が落ちるから安全という人もいた。しかし今は両方とも間違いと考えられている。
水分が多い人間の体は導電性を持つ。人間に雷が落ちる場合は、頭から足にかけて感電するが、金属を身につけているとそちらに分散し、やけど程度で済むことが多いことがわかっている。釣竿など頭より高いところに金属があれば、無いよりも落ちる確率は上がるが、それ以外なら確率はほとんど変わらない。 また高い木の下にいる場合、確かに雷は木の方に落ちる。しかしその木からさらに放電されるため、そばにいると非常に危険。この側撃雷による死傷者は多い。もう1つ、ゴム製のレインコートを着ていれば安全というのも誤解。そもそも普通に電気製品を使っても感電しないのは、空気が電気を伝えにくいから。落雷というのは上空の約5キロメートルもの空気を突き破ってまで落ちてくるものだから、今さらその程度の絶縁体は…なのである。 |