| へのかっぱ |
|
「こんなの簡単だ!」なんていうときに使う「へのかっぱ」。水の中でする河童の屁なんて大して臭わないぞ、というところから生まれた言葉とされているが、誰も河童の屁に出くわしたことがないのにこんなことを言われたのでは、河童にしてみれば迷惑な話。実は、この語源にはこんな説もある。
もともとは「河童の屁」ではなく「木っ端(こっぱ)の火」だったというもの。木っ端というのは薪を燃やす際に使う火種のことで、この木っ端は一瞬燃えたかと思うとすぐに火が消えてしまう。そこで勢いのないことを「木っ端の火」と言うようになったのである。 そこからやはり利用されるのが河童。「木っ端の火」では面白くないから、河童を犠牲にして「かっぱのへ」と言うようになった。明治になると、言葉の上下をひっくり返して言うことが流行。そのとき「へのかっぱ」となったのだ。いずれにせよ、河童にとっては濡れ衣なのだが…。 |