刈らないとダメ
オーストラリアやニュージーランドで有名なものの1つに羊毛(ウール)がある。9月〜10月頃に毛刈り職人がバリカンで次々と羊毛を集めていくわけだが、毛を刈られた羊はとても寒そうに見える。でもこれは羊には必要なこと。
羊を含む動物のほとんどは毛が生え変わる。ところがメリノ種と呼ばれる羊たちは高品質の羊毛を安定してとれるように品種改良された羊。自然には生え変わらないから人間が刈ってやらないと熱がこもり、体調を崩したり、皮膚病などの病気になりやすくなる。9〜10月頃は南半球では春、これから暑くなるという時期。
またメリノ種は多少苛酷な環境でも生きられる強い品種。当初スペインで輸出禁止になるほどの高級品だったが、やがて世界中に広がり、その強さからオーストラリアで多く飼育されるようになった。春に毛を刈るぐらいでは寒いということはないのである。


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