| 風上に進む |
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ヨットが水上を進む原理は帆船とは違う。帆船は風を主に後ろから受けて推進力に変える方法、つまり風を帆に垂直に当てる。ヨットはセール(帆)を風と平行にして風を流すようにして推進力を得るもの。この原理はよく飛行機の翼に例えられる。
飛行機の翼は大雑把に言えば上が膨らんで下が平らな形。ここに空気が流れると空気は下よりも上の速度が速く、圧力差から翼が上に上がろうとする力を得る。ヨットのセールもまず風で膨らませ、片方に膨らみを作る。そこに風を流すと膨らんだ側に推進力が働く。船体が横に流される力は船底の板で止め、残りの力を進行方向に、というわけである。 少し分かりにくい原理だが、このおかげでヨットは風上にも進める。もちろん風上に真っ直ぐは進めないが、船体を45度ぐらいの方向に向けてセールは風向きと平行になるようにする。これでヨットは45度前方に進み、ジグザグに風上に向かうのである。ただ「風下」に真っ直ぐ進むのも難しく、やはりジグザグで進むことになるが…。 |