二階から目薬
思うようにいかずもどかしい様子や、回りくどくて効果がないことを「二階から目薬」と表現する。では、実際に二階から一階にいる人に目薬をさすことが出来るか。個人で実験したものを含めるとかなりの実験結果があるが、1〜2滴でさせた、30滴かかったなど様々。
無風状態なら比較的簡単といわれる「二階から目薬」。実は大きな誤解がある。この「目薬」というのは、水溶液タイプではない。水溶液タイプは、医師のヘボン(ヘボン式ローマ字表記法で有名な語学者でもある)が、明治10年ごろに知り合いの日本人に製法を教えてから普及したもの。言葉が生まれた時代の目薬は「塗り薬」なのである。
はまぐりの殻などに入れて売られる塗り薬を二階から落とすというのは、確かに容易ではないし、もどかしい。それ以前に、そんな高さから落ちてくる塗り薬を目で受けるというのは、痛い…くれぐれも実験はしないように。


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