| 【オジサンの息子の挑戦:その1】 |
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成人の体重をすでに保持している息子が中学校に通い始めた頃の出来事である。 ある日学校から帰ってきた息子がナント運動部に入りたいと言う。 残念ながら「相撲部」はないらしい。 両親は当然のように「水泳部」を進めた。 さまざまな部活紹介を検討した結果、息子は「体操部」を選んだ。 「でんぐり返し」も満足にできない(当然か!)あの息子が、である。 もっとも野球部やサッカー部は100名近くの部員がいるのでとてもお呼びではないらしい。 それに比べるとはるかに「地味」な体操部の当初の新入部員は14名。 先輩は4名。 さっそくお試し練習が始まった。 なぜか息子は「特別メニュー」らしい。 体育館の中央で仲間がマット運動の練習をしている間、 息子はズ〜ト周囲を走らされた、と言う。 3日目にやっとマット運動を許可された。 「おい、チョット倒立してみろ!」 両足で自分の体重をかろうじて支えている人間が、 どうして両手でそれをできようか?! 一瞬、息子は凝固したそうな。 しかし、まだ「仮入部」期間中である。 やさしい先輩は、「補助」をしてやると言ってくれた。 意を決して息子は少し助走して果敢にも両手をついた。 「でんぐり返し」も満足にできない人間が、本気で倒立を やったらどうなるか・・・・・・・・・・・・・・・・・ やはり予想通り、息子の両足を持ったまま その先輩は後に倒れ腰を痛打した、と言う。(合掌!) その後、先輩の回復状態は良好とのこと。 しかし、息子との関係は「険悪」らしい。 「もっと腕の力をつけてこい!」 厳しい先輩の指令が下った。
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