日本銀行のチカラ
日本の中央銀行で唯一の発券銀行である日本銀行。その性格から政府の一機関と思ってる人は多いという。実際は日本銀行法及びその他の法令によって設立された認可法人。少し特殊だが「会社」なのである。資本金1億円、55%が政府出資で、残りの45%は民間。出資証券は一般の市場で売買されている。
また、発券銀行ならお札を印刷するかというと違う。紙幣を見るとわかるように「財務省印刷局」が印刷した「日本銀行券」、つまり日本銀行が印刷局に注文してお札を買い取るということ。この価格が引き渡し価格と呼ばれお札の原価とされている。年によって違うが、1万円札と5千円札は1枚約20〜22円、千円札が約15円という具合。
日本の紙幣は日本銀行と国の「信用」に基づいて成り立っている。これだけの原価の紙切れが日本銀行から各銀行に流通する段階で初めてお金としての効力を持つというわけ。総裁が念力でお金にしているわけではないのである。日本銀行は古くなったお札を回収処分する「浄化」の機能も持っている。


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