二酸化炭素は重いのに
中学校の理科の時間には、「二酸化炭素は空気よりも重く、下の方に溜まる」と勉強しましたね。空気を1とすると、二酸化炭素の比重は1.53。たしかに空気より重いのですが、もし本当に二酸化炭素が下の方に溜まるとしたら、地表に住んでいる私たちは、そのうち窒息することになります。
二酸化炭素による温室効果が問題になっていますが、それどころの問題ではなくなるのです。でも実際は、二酸化炭素濃度が地表で高くなるということはありませんね。一体どうしてかというと、気体は固体の粒子と違って絶えず運動しているから。高校で習った人は知っていると思いますが・・・。二酸化炭素の分子は15℃くらいの温度では、音速に近い速さで飛び回っているとイメージしてください。そうすると、火が燃えて二酸化炭素が多量に発生してもすぐに空気中に拡散してしまうから、消えないのも納得がいきますね。
ただし、急激に二酸化炭素が発生した場合は別。火山噴火なんかが起きると、急激に二酸化炭素が発生して事故が起こるのです。いわゆる「酸欠」です。理科の授業で教えてもらうということは基本的には間違っていないのですが、現実問題として考えると表現が結構いいかげんなことがあるものです。


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