ノーカーボン紙
カーボン紙といえば、紙の裏に黒い(濃紺?)のがついていて、文字を書く筆圧で下の紙に押し付けられる、という単純な構造。ところが最近の主流は、裏が白い「ノーカーボン紙」。これは、どういう仕組みで複写されるのだろう。
実はノーカーボン紙の裏側には、直径数ミクロンから数百ミクロンという小さな「マイクロカプセル」が塗られている。油に溶かした無色染料を微粒子にし、まわりにゼラチンを塗ったもの。上からボールペンなどで字を書くと、カプセルが壊れて無色染料が飛び出す。下側の紙の表面に酸性物質が塗られていて、染料と反応して発色、複写が出来るというもの。
ノーカーボン紙は、1954年にはアメリカのNCR社のバレット・K・グリーンら7人の研究者によって完成。当初はPCBという有毒な物が使われていたが、1972年に製造中止、現在は安全なものが使われている。黒いものしかダメと思われがちだが、現在では、カラー写真のような絵が複写できるものなども開発されているという。


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