起き上がり小法師
達磨(だるま)というのは元々「dharma」という梵語から出来た言葉。達磨大師(菩提達磨)という僧侶がモデルなのだが、なぜ丸い形をしているのか、なぜ七転び八起きの象徴として扱われるのか。
この僧侶は壁に向かって9年座禅をして奥義を悟り、禅宗の祖といわれる人。最初は絵に描かれたり、像が作られるだけだったのだが、中国の「不倒翁」という底が丸くオモリの入ったおもちゃに達磨大師の顔を描くことで故事を再現。これが一般に流行したものが起き上がり小法師(こぼし)である。
こうして七転び八起きの縁起物としての地位を得た達磨は、選挙でも活躍している。昭和5年に長野の立候補者が神棚に置いたのを初めとして、昭和30年代に全国的に広まり、現在では選挙の必須アイテムとなっている。ところで、これを「手も足も出ない」と解釈する人はいないのだろうか…


                戻る