おおわらわ
忙しくて忙しくて、走り回って一生懸命になるようすのことを「おおわらわ」という。午前中は子供の世話でおおわらわ…なんていう使い方をする。これは漢字で書くと「大童」となる。「わらわ」とは元服(男子が成人になったことを祝う儀式)の前の子供のことで、その昔、子供は男女ともおかっぱ頭をしていて、これを「わらわ髪」と言った。
大人になるとおかっぱをやめて髪を結う。束ねた髪や、束ねた部分のことを髻(もとどり)というが、激しく動くと、この髻がほどけてザンバラ髪になる。例えば、武士は戦いに出るときに、マゲを解いて兜をかぶる。そして奮戦して兜を脱ぐと、ザンバラ髪になっていて、まるで子供のおかっぱのように見える。これが「おおわらわ」なのである。
昔も今も、あまりに忙しく立ち働くと髪が乱れるのは同じことで、大忙しというよりもリアリティの感じられる言葉なのかもしれない。とはいえ、髪の毛の短い人や、無い人…m(__)m…とは無縁の言葉なのかもしれないのだが…。


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