オレンジのチカラ
トンネルの照明といえばオレンジ色。低圧ナトリウムランプという特別なもので、全ての物はオレンジのモノトーンで見える。なぜ普通の白色灯にしないのか、なぜオレンジなのか、これには大きく3つの理由がある。
まず光が遠くまで届くから。トンネルの中は排気ガスやホコリが舞い、光が吸収されやすい。波長の長いオレンジの光は遠くまで届くし、数も少なくて済む。霧の多いロンドンの街灯にオレンジっぽい光が多いのもこのため。
次に物の形や影がハッキリ見えるから。白色光はホコリ等で分光されて物がぼやけて見えるが、単色光ならばよく見えるのである。スピードを出す高速道路で主に使われ、人が多く通るトンネルでは色による認識も必要なため白色光も使われている。
最後に長寿命で消費電力が少ないから。これはオレンジの単色光を出すのにナトリウムランプを使う理由ということになるが…。ちなみにトンネルの照明は所々消えているところがある。これは故障ではなく出入口付近を明るく、中央を暗くすることで徐々に慣れさせるための工夫。夜はこれと逆になる。


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