オジサンのつぶやき
   【親の力】

「親は市中引き回しのうえ打ち首にすればいい」
一瞬数百年前のお白州にタイムスリップしたような気分になったこの発言。
もっとも、当時のお上のお裁きは「この極悪人め!市中引き回しの上打ち首獄門」というのが
時代劇などでオジサンが知っている口上。
しかし、先の発言は僅か1ヶ月ほど前の現閣僚の衆院予算委員会での発言である。
現・元閣僚を問わず最近の政治家(ほとんどが自民党の人間ではあるが)の問題発言は
確かに後を絶たない。いまさらここでオジサンがとやかく言っても彼らには届きそうもない。
今回は、視点を変えて「自分の子供の犯罪」の親の責任を考えて見たい。
といっても教育評論家に張り合うつもりは無く、子供に対する親の影響力みたいなものである。
ズバリ、結論から言うと「未成年者の犯罪」は親の影響が非常に大きいと言えますね。
「親の影響」といっても実は10人の親がいれば「十人十色」といわれるほどであるので、
簡単には一言では表現できませんがね。
しかし、あえて非難を覚悟で言えば、『超』が付くほどの「親の甘やかし」と「無関心」が最も
大きな影響を与えているとオジサンは思うのです。
言葉を代えれば「愛情過多」か「愛情欠乏」のいずれかどちらかだということです。
もちろん「愛情過多」には形が変った「過剰期待」というにも含まれ、「愛情欠乏」には
「過剰放任」といったことも含まれると思われますね。
ここまでは、誰でもが直ぐに思いつきどこででも言われていることかも知れないですね。
実際はほとんどの未成年者はその「両極端」な状態の間にいるはずです。
最近の少年犯罪の特徴は一見「ごく普通」な子供が犯罪を犯しているように見られていますが
やはりチョット違うのではないかと思うのです。
一つの特徴に「定まった時刻に帰宅しない」ということがあるのではないでしょうか。
遅く家に帰っても心配しない、または叱らない親。
それではなんで「定まった時刻に帰宅しない」のだろうか。
家に帰っても、誰も構ってくれない、自分の居所がない等々、様々な理由が挙げられています。
オジサンは思うのです。
きっと、そのような子供は家庭でキチント食事をしたことが余りにも少なかったのでは、と。
朝はぎりぎりまで寝ていて食られず、昼は学校の給食をたべ、そして夕方は両親のいない家で
独りで食べる、といったことが最近は日常的に全国的に繰り広げられているのではないかと。
オジサンの家では、どんな時でも朝食抜きはありえず、子供たちはズット母親特製の弁当を
必ず持って行く。娘は社会人になっても必ず弁当を持っていく。
そして何故か夜になると夕飯時に(最近は20時前後になったが)帰ってくる。
息子などは外食しなければならない状況のときなどは食べずに帰宅する場合もある。
「それは、外食するほどの小遣いを与えていないからさ!」といわれるが、一部は事実である。
でも、それだけではなさそうである。
動物で、馬は「調教」し、犬は「訓練」すると言う。
いずれの場合も、褒美として最も好きな食べ物を与えるそうである。
人間は、調教も訓練もしないで「しつけ」をするという。
それが積もり重なり「教育」となる。
やはり、その場合でも褒美としての「家庭の食事」が大きな力を持っているのでは、と思うのは考え過ぎか。

<2003.8.24>



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