ピンはね
他人に渡すべきお金の一部を自分のものとして取ること。これが「ピンはね」の意味である。別の表現では「上前(上米=上納米)をはねる」というのもあるが、本来の「ピンはね」はこれとは違いきっちり一割を取ること。
ピンというのはカルタやサイコロ賭博で使われていた言葉で、ポルトガル語で点を意味するpintaから来たもの。1の札や1の目をピンと呼んでいた。江戸時代、奉公人の斡旋業者が手数料として給金の一割を差し引く、店の奉公人が売り上げの一割を自分のものにする、賭場で場所代として一割を引いて…という具合にあらかじめ一割を引いておいたことが、ピンはねというわけである。
ちなみに「キリ」は十字を表すcruz(クルス)や切るという言葉から、終わりを意味する。「ピンからキリまで」と言えば、最初から最後まで、悪い物からいい物まで全部、となるわけである。


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