ぴんぽ〜ん
年中流れているが、秋から冬にかけては特に、風邪薬を中心とした薬のCMが増える。効き目をビジュアル的に訴えるところはどのメーカーも同じ。そしてCMの最後には「使用上の注意をよく読んで正しくお使いください」というテロップのバックで「♪ぴんぽ〜ん」という音が鳴る。この音、なぜ要るのか。
扱うものが薬だけに制限は厳しく、薬事法第66条では誇大広告を禁止、医療品等適正広告基準ではさらに細かく禁止事項が書かれている。虚偽や誇大した表現を禁止するのはもちろん、医師の保証や他社の製品の誹謗などを禁止しているのだが、その中で乱用を避けるため、使用に注意が必要なものについては、その留意すべき点を付言するよう定められている。
これによって、CMでは喚起音をつけた静止画面で注意文を3秒以上出すように指導(提案?)されているため、「♪ぴんぽ〜ん」と音を鳴らして、画面に注目させているのである。ただでさえ差異を表現し難い上に、そこまで慎重に作らなければならない薬のCM。そんな苦労の末だろうか、最近ではタレント自身が「ぴんぽ〜ん」と言っているものまである。


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