| 「ポパイとホウレンソウ」 |
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ポパイといえば、アメリカンコミックのヒーローの中でもひときわ異彩を放つ人気者。恋人のオリーブがピンチになって「ポパーイ、助けてー」と叫ぶと、ポケットからホウレンソウの缶詰を取り出して食べる。その途端に筋肉もりもりのマッチョな男に変身。見事宿敵ブルートをやっつけてしまう。 ところで、不思議なのが、なぜ「ホウレンソウ」なのかである。マッチョということとアメリカということから考えると分厚いステーキが出てきそうなものなのだがなぜなのだろうか。 一説によると、「あれはホウレンソウ嫌いの子供をなくすために、わざとポパイに食べさせた」という話もあるが、真相はもっと奥が深い。 実はポパイというキャラクターは全米ベジタリアン協会という組織の「宣伝キャラ」だったのである。菜食主義を全米に広めるためには、大衆に親しまれるのが一番、というわけで、会員の実業家たちが資金を出し合って、多くの漫画家やイラストレーターに、作品を試作させ、その結果生まれたのがあのポパイなのである。 最初はキャベツだったのだが、途中からホウレンソウに切り替えて人気が出たというのも面白いです。それで、アメリカ人が菜食主義になったか、というと...。もうお分かりですね、変わらなかったようです。 |