プロレスと新聞
スポーツ新聞ほど詳しくないけれど、一般誌のスポーツ面にもほとんどのスポーツの結果が掲載されている。ところが、ことプロレスの試合に関しては、どんなビッグマッチでも掲載されることがないのはどうしてだろうか。
ちなみに、終戦直後の力道山の活躍した時代には、NHKがプロレス中継を放送して、一部の一般誌のスポーツ面でもその模様は掲載されていた。ところが、力道山が暴漢に刺されて死亡し、翌年に東京オリンピックが開催されたのをきっかけに報道を中止。プロレス自体がショー化したため、スポーツとして報道する意味がないと判断されたのだ。
ある新聞社の解釈では、スポーツには参加、観戦するためのルールがあり、そのスポーツを運営する社会的にも認知された組織があることが必要。ところが、プロレスの場合、そうした条件を満たしておらず、スポーツとしての「市民権」を得ていないと判断。そのため報道していないというのである。
プロレスの試合では、なにか大技を決めたあと観客にアピールをしたりする。本当に戦っているのであればそんな間髪を入れずに試合をするはずで、そうした部分が「スポーツ」ではなく「ショー」と判断されたという意見もある。もちろん、大きな試合であれば新聞でも取り上げないわけにはいかない。でもスポーツとして見られていないから、社会面等のコラムに取り上げられることになる。新聞社の見方が変わらない限り、プロレスは一般誌のスポーツ欄に載ることはないのだ。


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