| 「産婆特権」 |
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大名行列に出あった場合、街道にいる人は土下座をして行列が通過するのを待たなくてはなりませんでした。とは言っても、行列はとても長いものですから、土下座をして待つのも一苦労。急ぎの用事があっても付き合わされるのですから...。 もしその行列を横切ろうものなら警護の侍に斬られても仕方の無い事。江戸時代の事ですから、侍はそれ相応の理由があれば、その場で町民を斬りつける事も許されていて、それが大名行列ともなるとただ横切っただけですぐさま無礼討ちになっても当然だったのです。 ところがある職業の人だけは、行列を横切る事の出来る特権を持っていました。その職業が「産婆」さんです。他の人とは違う「急ぎの用事」をもった産婆さんにだけは、行列を横切る事の出来る特権が与えられていたのです。 |