| これでも正装 |
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パーティーといえばビシっと決まった清潔な衣装。いわばホストに対する礼儀というもんです。でも、19世紀の中国・清朝では違ったのです。宴には汚れた服を着ていく、これが礼儀。皇帝からの誘いを受けた宮廷の高官たちは、早速正装。その胸には料理のあぶらが幾重にもこびりついて光っていました。
実は「あなた様にとっても可愛がられているおかげで、こんなに汚れるほど、たらふく食べられますよ。」という意味なのです。だから服の汚れこそ「どれだけ宴に招待されたか」を示すもので、転じて「何度も招かれている重要人物」というアピールになるのです。つまり、汚れた服ほどその人のステータスシンボルだったというわけです。 食事の際のマナーも西洋とは逆。なるべく汚らしく食べる事が正しい作法。そのココロは「あまりにも美味しい料理なので、すっかり我を失って、むさぼってしまいました。」というもの。彼らにとって、社交の場であり、服を皇帝や同僚たちに見せる場でもありました。わざと汁をこぼして食べ、できるだけ汚します。当然、宴に招かれるたびに服は汚れるのですが、もちろん洗いません。あぶらが光っているほど、宮廷内でのステータスはアップするのですから…。 |