銭湯にケロリン
銭湯や旅館、ゴルフ場のクラブハウス等で見かける定番のモノ。黄色い桶に赤い文字で「ケロリン」と書かれたケロリン桶。最近では使用されている場所が少なくなってきているが、強烈な印象を残すものである。なぜ風呂桶といえばケロリンなのだろうか。
昭和30年代、それまでの木桶は高価で耐久性が悪く、衛生上の問題もあった。合成樹脂製の湯桶を安価にするため、内外薬品に広告を載せないか、という話が持ちかけられ、解熱鎮痛剤「ケロリン」と印刷された湯桶が誕生した、というわけ。これが大当たりし、全国に急速に普及したのである。
ケロリン桶自体は通常の合成樹脂製のモノの3割ぐらいの値段で販売されている。残りは宣伝費として内外薬品が負担しているということになる。また黄色が当たり前と思われているが元々は白色。汚れが目立たない色をということで、黄色に変えられた。また、湯船のお湯で掛け湯をする習慣がある関西では重過ぎないようにということで、関東のものより一回り小さい。なかなか奥が深い桶なのである。


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