シャトルの姿勢
事故を起こしたとはいえ有人宇宙ロケットの最先端スペースシャトル。このシャトルが宇宙空間で作業する写真や映像を見たことがあるだろうか。シャトルの背中(屋根)を地球側に向けて大きく開いた姿勢、普通に考えると上下逆な気がするがなぜこんな姿勢をとるのだろうか。
まず1つ、発射直後シャトルは腹側に大きな燃料タンクをつけている。そのため緊急時に姿勢を確認するにはコックピットの窓から地上見る必要がある。だから燃料タンクが邪魔にならないように背中を地上に向けて飛んでいく。もう1つは宇宙空間での作業の都合で、有害な光線を含む太陽光から乗務員を守るため、また地球のデータをとるには背中から出るアンテナなどの計器類を地球側に向ける方がよいのである。
ちなみに写真では気付かないが、シャトルは船尾を前に向けて後ろ向きに周回していることが多い。スペースデブリ(宇宙のゴミ)からコックピットの窓を守るため。地球に戻る時はそのまま噴射すれば減速出来て、アクロバティックに姿勢変えながら着陸態勢に入る。こうして考えるとシャトルは上下逆、前後逆のすごい姿勢で飛んでいるわけだが、もちろん宇宙空間では飛行に影響はない。


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