| 【仕事の仕方】 |
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少々古い資料ではあるが昨年の4月時点で国内の失業者は375万人だったそうである。 その後1年以上経って世の中の景気が良くなったという話は聞かないので、この数字は 増えることはあっても減ることはないと推測される。 普通に考えて、これだけの失業者(即ちそれまでの労働者)が発生すれば、当然その数に見合う 仕事量が減っているはずである。もちろん、企業倒産・業務縮小も増大している。 ところが不思議なことに、日本の企業が東南アジアを中心に現地で採用している労働者の数が 日本国内の失業者の数とほぼ等しいということである。 これがいわゆる産業の空洞化と呼ばれる現象である。 企業はより安い賃金で以前と同等、またはそれ以上の利益を得ているのである。 同国の仲間を見捨てて己の企業の利益のみを追求するなんて、「愛国心」はどこへ行ったのだろう。 話は変わって、先日バス停で珍しく「消防自動車」が目の前を走っていくのを目撃した。 その後やってきたバスに乗って暫く走っていると、おそらく先ほどの消防自動車に乗っていたと思われる 消防士たちが一所懸命に「仕事」をしていた。 火の手は見えずほとんど鎮火したのであろう。駄目押し的に水をぶちまけていた。 さらにバスが進むと前方から隣町の消防自動車が勢い良く先ほどの現場に向けて走っていった。 その消防自動車に乗っている消防士たちが現場に着く頃には残念ながら「仕事」はないだろうな、と思った。 その時、この世にはその人たちが「仕事」をしない方が、また「仕事」が無い方が平和の証みたいな 職業の人たちがいることに気がついた。 そう、世の「治安」「秩序」を維持管理する職業である。 「警察官」「消防士」「自衛官」などは、かれらの活躍する場が多くなればなるほど世の中は尋常では ないと見なされる。したがって、かれらが毎日ブラブラしていることが平穏の証となる。(好ましくはないが) もっとも昨今では、自分の仲間の「仕事」をあえて増やすような行為をしている「○○官」も少なくはない。 しかしそのような人たちも含めて国民の税金によって彼らは養われることになる。 ここまでは誰が聞いても納得するような話である。 問題の一つは、国民の税金で養ってもらっているにもかかわらず、やるべき「仕事」をチャントやらない連中の 存在である。当然、そのような輩は「税金ドロボー」という不名誉な呼び名を頂戴している。 名実ともに実践している輩もいる。 8月29日、5000万円の保釈金で保釈されたS木M男なる代議士は1年以上「仕事」をしないで 正規の給料を「税金」からもらっているのである。 まさに『盗人に追い銭』とはこのことを言うのかもしれない。 <2003.8.31>
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