空振り始球式
プロ野球で試合前に行われる始球式では、政治家やタレント、子供などがボールを投げる。バッターボックスに入るのは大抵ビジターチームの1番打者だが、どんな山なりでも、あるいは転がってきても、空振りをする。空振りはそういう決まりでもあるのだろうか?
明治41年のこと、アメリカの選抜チームと早稲田大学の試合の前の始球式で球を投げたのは大隈重信。早稲田大学の創設者、総長、また政治家でもある彼は70歳という高齢かつ、羽織袴という格好。投げた球は1塁側へと大きく逸れてしまった。
大隈先生の投げた球をボール球にしては失礼だ!ということで機転を利かせた早稲田大学の打者が空振りしてストライクにした、これが始球式での空振りの始まりといわれる。現在でも投げた人に敬意を表する、という意味で空振りする習慣が連綿と続いている。打ってはダメという決まりはない。


                戻る