指紋と遺伝子
クローン技術の研究が進むと気になるのがクローン人間。自分と同じ年齢のクローン人間が後から作られるということは無いが、実は遺伝子情報が100%同じでも完璧に再現することは出来ない。その1つが「指紋」である。
一卵性双生児は受精卵がある段階で2つに分かれて成長する双子。全く同じ遺伝子情報を持っているが指紋は異なる。確かに渦状紋や弓状紋といった指紋のパターンは多くの場合同じで似た指紋を持つが、指紋は100%が遺伝子に由来するものではない。指紋を構成する「隆線」という線は汗腺の数や位置関係で決定され、これは胎内での栄養環境や姿勢で異なると考えられている。
犯罪捜査において容疑者が一卵性双生児の1人と考えられる場合、最終手段のように使われる「DNA鑑定」は双子のどちらかを特定することは出来ない。指紋や口唇紋のような外見的な特徴での識別が重要なのである。


                戻る