| しおりヒモ |
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ちょっと高めの本、百科事典やハードカバーの新刊には「しおりヒモ」が付いている。このしおりヒモは「スピン」と呼ばれるが、文庫本は、紙のしおりが入っているぐらいで、スピンが付いているものは少なくなっている。あんなに便利なスピンが付いていないのは、どうしてなのだろう。
もともと、ほとんどの文庫本にはスピンが付いていたのだが、機械化が進む時代でも、背表紙への糊付けの多くは手作業。1本に2〜3円の費用がかかってしまう。文庫本がブームになった昭和40年代に、効率化、低コスト、経費削減を理由に、出版社は相次いでスピンを外したのである。 つまり、スピンが無いから、文庫本を安く買えるということになるのだが、例えば新潮文庫の場合は、今でもスピンをつけている。これはこれで、新潮文庫の魅力となり、これがあるから買う、という人もいるぐらいである。 |