視線入力
AF(オートフォーカス)機能の付いたカメラ、自動で焦点を合わせてくれるとはいうものの、焦点を合わせる所を中心に合わせ、シャッターを半押して確定、そのあと構図を決めるという具合に、少し煩雑。自分の思った「ココ」というところに簡単に焦点を合わせる事が出来たら…これを実現したのが「視線入力技術」というもの。
カメラを構えてファインダーを覗き込んでいる人の眼球の位置を割り出し、その方向へ自動的に焦点を合わせるもので、一部のカメラやビデオカメラに搭載されている。最初にファインダーを覗いて指定のボタンを数回押すことで、眼球の情報をインプットする。
そして実際の撮影。まずファインダーをのぞくと、カメラ側から瞳に向かって近赤外発光ダイオード(IRED)の光が照射される。そして角膜で反射した光と眼球の全体像をマイコンに送り、瞳孔の中心位置、反射光の位置、目の回転角を求めて、見ている方向を割り出すというわけである。
高度なカメラはメカに弱い人にとっては敬遠されがちだが、視線入力カメラは見たものに素直に焦点を合わせてくれるため、操作が簡単で仕上がりもプロ並みといわれる。そんな便利な視線入力技術は、他の分野への進出も期待されているという。


                戻る