| ひたすら下読み |
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日本では多くの文学賞があり、毎年たくさんの受賞者が生まれる。では膨大な出版本の中からどうやって候補作を決めるのだろう。賞に応募するスタイルのものもあるが、そうではない直木賞や芥川賞の場合は…。
両賞とも日本文学振興会(文藝春秋)の主催。1月と7月の年2回受賞作が発表され、それぞれ半年間に出版された全ての作品を購入、入手する。次に下読み委員と呼ばれる文藝春秋の社員20〜30人で下読みし、何回か委員同士で会議を開いて徐々に作品を絞っていく。その読書量は並大抵のものではない。 これに合わせてマスコミや作家、評論家などの有識者へのアンケートも行い、最終的に各8作品前後を選考、著者の了解を得て正式に候補作となる。最後に出てくるのが選考委員。読む量は下読み委員より少ないものの、絞り込まれた候補作はかなりの接戦でやはり苦労する。この結果、選考委員が協議して受賞作が決まればいいものの、「該当作なし」となることもあり、下読み委員にとっては、つらい結果ともいえる。 |