種無しの作り方
スイカやブドウは美味しいけど種を取るのが面倒くさい…という人は多い。そこで作られたのが種無しスイカや種無しブドウ。しかし種が無いのにどうやって次を作るのか、種が無いのにどうやって成長したのか?という疑問が出る。実はこれらは元々「種あり」のもの。種は普通のスイカやブドウから取れる。
種無しスイカの場合、22本の染色体(2倍体)を持つ普通のスイカを、成長過程で「コルヒチン」という植物ホルモンで処理する。コルヒチンには染色体を倍にする働きがあり44本の染色体(4倍体)を持つスイカになる。この4倍体のスイカのメシベに普通の2倍体のスイカの花粉を付けると、3倍体のスイカが出来る。奇数倍は種を作らないから種無しになるのである。しかし非常に手間がかかるため、最近は種無しスイカはあまり栽培されていない。
種無しブドウの場合は、ジベレリンという植物ホルモンを使う。種を無くし実を大きくする効果を持つジベレリン溶液。開花前と開花後の2回、この溶液に浸すことで、種無しブドウが出来る。こちらはいろんな種類のブドウに使われている。基本的にどんなブドウでも種無しにすることが出来るが、味が落ちるものもあるため流通するのは一部の品種だけとなっている。


                戻る