| 手におまじない |
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人前に立つ時、緊張を抑えるために手の平に人の字を書いて飲み込むというのがある。これはおまじないを信じることで効果が出るものではあるが、他にも手に関するものがある。例えば気合を入れる時に手に「プッ」とツバをかけたり、殴る前、威嚇・牽制で拳に「ハー」と息をかける仕草。
手にツバをかけるのは、重いものを持つ時に滑り止めの効果がある。でもこれ以外に人間は「手に汗握る」という言葉があるように緊張感を持つ時に手に湿り気を帯びることがある。肉食動物が狩をする時にも汗をかくと言われるが、人間は気合を入れる時に擬似的に手を湿らせることで、緊張感を持つという動作を無意識のうちに行っているのである。 拳に息をかけるのは、本来は相手への威嚇ではなく自分のための動作。手が冷えていると拳をしっかり作れず、そのまま殴ると手に怪我をしてしまう。もちろん結果としてパンチ力が増すこともあるが。だから冬場に2〜3度息をかけた程度では変わらず、こうなると見た目での威嚇の意味が強くなってくる。 |